研究開発リーダー マテリアルステージ 車載テクノロジー ファームステージ コスメティックステージ ホーム

2025年3月号目次 MATERIALSTAGE
■ 巻頭

□ スポーツ分野におけるCFRPの適用と今後の可能性
東レ・カーボンマジック(株) 片岡篤史

1.CFRP の特徴と成形法
2.開発事例1 −競技用自転車
3.開発事例2 −競技用義足ブレード
4.CFRP の可能性



■ 特集1

車体の軽量化に向けた新材料開発や,材料改質技術とその可能性

 

□ 高機能ポリアミドで加速する軽量化技術の最前線
エンバリオジャパン(株) 生野雅也

1.はじめに
2.自動車の軽量化市場動向
3.軽量化に寄与するPA 樹脂
4.市場実績
5.各種用途に合わせた幅広い技術支援

□ ひまし油由来PA11の自動車分野における現状と持続可能性の改善に関する取り組み
アルケマ(株) 尾形慎太郎,下西祥幸

1.はじめに
2.PAについて
3.PA11の機能と用途例
4.植物由来樹脂としてのPA11と持続可能性を改善するための取り組み

□ スーパーエンジニアリングプラスチック「PEEK/SGCNT複合材料」とその応用について
(国研)産業技術総合研究所 阿多誠介

1.はじめに
2.フィラーとしてのCNT
3.PEEK・CNT 複合材料

□ 射出発泡成型による車体軽量化,発泡部材の曲げ剛性について
永和化成工業(株) 春日充

1.はじめに
2.ショートショット法とコアバック法
3.発泡剤種と発泡成形
4.車体軽量化に向けたニーズ
5.開発品による発泡評価
6.射出発泡体と曲げ剛性の関係性

□ 高耐久ハイテン材の成形金型(金型用鋼材と表面処理技術)について
日本高周波鋼業(株) 根岸茂利、(株)カムス 西部敦史

1.はじめに
2.金型用鋼材
3.表面処理技術



■ 特集2

「負膨張係数材料」,「ゼロ膨張係数材料」の設計,応用,可能性@
 

□ ゼロ熱膨張設計も可能なペロブスカイト系負熱膨張材料BNFOとその可能性
日本材料技研(株) 中田綾

□ 炭素繊維の「負の膨張係数」材料とその可能性について
日本グラファイトファイバー(株) 武藤誠浩

1.はじめに
2.熱膨張係数
3.低熱膨張材料としての炭素繊維

□ 材料の熱膨張の制御方法およびゼロ膨張材料の探索
日本大学 杉本隆之,橋本拓也,藤森裕基

1.熱膨張制御,特にゼロ膨張材料の必要性
2.これまでに報告された材料の熱膨張制御方法
3.ガラスを使用した熱膨張制御の検討

□ Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムの観測とその可能性について
愛媛大学 石松直樹、東京理科大学 北村尚斗

1.Fe-Ni 合金のゼロ熱膨張:インバー効果
2.EXAFSとRMC法によるFe65Ni35合金の解析結果
3.インバー効果とその解析法の可能性



■ 特集3

界面に働く力の測定,活用法〜接触角,表面張力,表面自由エネルギー〜
 

□ 表面自由エネルギーとはなにか
FIA 福山紅陽

1.はじめに
2.表面張力と界面張力
3.表面張力の起源
4.表面張力の定義
5.表面自由エネルギーと表面積
6.固体の表面自由エネルギー

□ 動的濡れ性の基礎と測定法
工学院大学 吉田直哉

1.はじめに
2.静的接触角の定義と解釈
3.動的接触角の定義・解釈
4.動的濡れ性測定方法と注意点

□ 微粒子の分散・凝集とゼータ電位について知っておきたいこと
東京理科大学 大島広行

1.はじめに
2.エネルギーと電位の尺度
3.ハマカー定数:凝集促進因子
4.ゼータ電位:分散促進因子
5.ポテンシャル曲線と分散の目安

□ 界面に働く力の測定,活用法〜表面張力,接触角,表面自由エネルギー〜
協和界面科学(株) 平野大輔

1.はじめに
2.表面張力発現の原理とぬれ性の関係
3.表面張力・界面張力測定
4.接触角測定
5.表面自由エネルギー解析



■ マテリアルニュース&トピックス
 

□ 電子レンジを用いたレアメタル資源確保と地域創生
(株)MiRESSO 中野優,中道勝

1.はじめに
2.ベリリウム低温精製技術
3.青森県からレアメタル精製



■ 連載
 

□ 〜続・エポキシ樹脂 CAS 番号物語〜  硬化剤 CAS 番号備忘録
第67回 ホスホニウム塩系イオン液体(3)
小池常夫