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2022年 9月号 目次    「PHARMSTAGE」

■ 特集2 リアルワールドデータの選択,解析と開発での活用法

■ トピックス記事 
   
 モノクローナル抗体製造から 医薬品のサステイナビリティを考える
     医薬品製造のためのフローリアクターの実機設計
     薬剤投与までの時間短縮を可能とした点滴セット (点滴キット)の開発と課題

     数学的な解釈が不要な薬物動態の予測
     医薬品工場の国際化 多様化対応


特集1  ワクチン・バイオ医薬品製造でのウイルス除去,不純物管理,異物対策

■ ワクチン及びバイオ医薬品製造工程におけるウイルス不活化技術

メルク(株)

1.はじめに
2.製造プロセスにおけるウイルス不活化工程
2.ウイルス不活化の方法
3.不活化工程の事例
4.おわりに

■ ワクチン、バイオ医薬品の目的物質由来/製造工程由来不純物の管理戦略

(株)UNIGEN

1.はじめに
2.目的物質由来/製造工程由来不純物の管理におけるQuality by Design (QbD)の考え方
3.分析法の選定と確立
4.実生産規模への展開・バリデーションとGMP生産に向けた管理戦略
5.不純物管理のその他の視点その1・原料の評価とサプライヤー管理
6.不純物管理のその他の視点その2・溶出物、抽出物
7.承認申請の戦略
8.承認前査察と商用生産を見据えた準備
9.おわりに

■ バイオ医薬品に残存する宿主細胞由来タンパク質(HCP)の定量方法と留意点

国立医薬品食品衛生研究所

1.はじめに
2.HCP測定法の概要
2.1 HCP-ELISAの開発の留意点
2.2 HCP-ELISAに用いる抗HCP抗体の適格性評価方法と留意点
2.3 HCP-ELISAのバリデーションと運用時の留意点
3.LC/MSを用いたHCP解析手法の現状と課題
3.1 HCP-ELISAの課題を補完するLC/MSを用いたプロテオーム解析技術
3.2 LC/MSを用いたHCP解析技術の概要
4.HCPの管理手法の展望

■ ワクチン・バイオ医薬品(注射剤)の異物検出とその低減策

(株)ミノファーゲン製薬

1.蛋白製剤の蛋白の析出により不溶性異物不適
2.蛋白性注射剤等の不溶性異物対策を考える
3.ワクチン製剤などに添加されているゲルが異物に


特集2 リアルワールドデータの選択,解析と開発での活用法

■ 各種商用RWDのメリット、デメリット、使用する際の選択ポイント

大塚製薬(株)

1.はじめに
2.各種商用データベースの特徴
2.1 レセプトデータベース(診療報酬請求DB)
2.2 病院診療データベース
2.3 電子カルテデータベース
2.4 PHR(Personal Health Record)・アプリケーションによる質問票を用いたデータ収集
3.DBを用いる際の製薬企業から見た場合の注意すべき点
3.1 市販後におけるDBの活用
3.2 製薬企業がデータベース研究を計画する際の基本的留意点
4.製薬企業によるデータベース研究の活用例
4.1 保険データを用いた過去起点コホート研究
4.2 QOL評価尺度へのアプローチ例
5.まとめ

■ 費用対効果評価とリアルワールドデータの活用

クレコンメディカルアセスメント(株)

1.はじめに
2.費用効果分析の基本的な考え方
2.1 質調整生存年(QALY)
2.2 モデル
2.3 増分費用効果比(ICER)と閾値
2.4 感度分析
3.費用対効果評価制度(日本版HTA)の概要
4.費用効果分析におけるリアルワールドデータの利用可能性
4.1 想定するリアルワールドデータ
4.2 費用効果分析におけるレセプトデータベースの利用可能性
4.3 レセプトデータを用いる場合の注意点
5.さいごに


トピックス記事

■ モノクローナル抗体製造から 医薬品のサステイナビリティを考える

東京大学

1.はじめに
2.医薬品の環境影響:ライフサイクル思考から
2.1 医薬産業の環境影響
2.2 医薬品LCAの事例
3. モノクローナル抗体製造とサステイナビリティ
3.1 mAbとその製造方法
3.2 LCAの設定
3.3 抗体製造モデル
3.4 影響評価と感度分析
3.5 評価結果
4.おわりに

■  医薬品製造のためのフローリアクターの実機設計

(株)カネカ

1.はじめに
2.スケールアップによるフローリアクターの実機設計
2.1 スケールアップとナンバリングアップ
2.2 クロロフォーメート化反応とそのフロー化
2.3 実機設計コンセプト
2.4 フローリアクターのスケールアップ
3.スケールアウトによるフローリアクターの実機設計
3.1 クロロカルバモイル化反応とそのフロー化
3.2 スケールアウトによる実機設計
4.設備導入と稼働
4.1 GMP対応について
4.2 設備の立ち上げ
5.おわりに

■ 薬剤投与までの時間短縮を可能とした点滴セット (点滴キット)の開発と課題

関西医科大学

1.はじめに
2.点滴の必要性
3.点滴の構造について
4.点滴の作成
5.点滴セット準備の問題点
6.新たな点滴キットについて
7.期待できる用途や効果
8.終わりに

■ 数学的な解釈が不要な薬物動態の予測

兵庫医科大学

1.はじめに
2.血中濃度推移と薬物動態(PK)パラメータの特性
3.定常状態における血中濃度推移の予測について
4.肝機能、腎機能障害患者における薬物動態の予測について

■ 医薬品工場の国際化多様化に向けた対応策とグローバルスタンダードの必要性

佐野HSEコンサル

1.はじめに
2.医薬品工場における現状
2.1 日本のおかれた位置
2.2 人的投資の必要な国内企業の現状
2.3 外国人労働者の雇用の必要性
2.4 日本製薬企業のサプライチェーンに海外の企業
3.国際化多様化への対応策事例紹介
3.1 安全リスクアセスメント
3.2 Ergonomics(人間工学)リスクアセスメント
3.3 プロセスリスクアセスメント
3.4 BCMとサプライチェーンリスクアセスメントのグローバルスタンダード
3.5 原薬曝露管理定性定量リスクアセスメント
3.6 事故・事象(A&I:Accident & Incident)調査  
3.7 火災リスクアセスメント
3.8 工程移管
3.9 許可証管理
3.10 契約業者安全管理スタンダード
3.11 環境管理スタンダード
4.まとめ