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2023年 11月号目次    「PHARMSTAGE」

■ 特集2 タンパク質立体構造に基づく創薬と人工知能技術の活用

■ トピックス記事

   ・E&L試験の概要と海外動向
   ・Risk based approachに基づくGCP監査
   ・リアルワールドデータの特徴, 使用目的に応じた選択,利用方法
   ・バイオ医薬品を細胞内に効率よく導入可能な変幻自在ポリマー


■ 特集1 原薬,ファインケミカルへのフロー合成,連続生産の導入,取り組み

『連続フロー法が拓くファインケミカルズ製造の革新』

東京大学

1.はじめに
2.バッチ法による生産の課題と連続フロー法への期待
3.バッチ法に対するアドバンテージと連続フロー法に期待できる特性
4.バッチ法に対するアドバンテージと連続フロー法に期待できる特性
5.複雑な構造を構築する多段階連結フロー法
 5.1 セファゾリンの連続合成
 5.2 メタラキシルの連続合成
 

『Pharmira(ファーミラ)の医薬品原薬および中間体の連続生産技術開発への取り組み』

Pharmira(株)

1.はじめに
2.医薬品原薬・中間体の連続生産の現状について
3.Pharmiraが目指す連続生産技術開発
 3.1 フロー反応の技術開発
 3.2 連続晶析の技術開発
 3.3 PATの活用
4.原薬連続生産実現に向けた施設計画
5.おわりに
 

『医薬品原薬製造におけるフロー合成技術の活用事例』

住友ファーマ(株)

1.はじめに
2.フロー合成技術とは
3.医薬品候補化合物ナパブカシンのプロセス開発(バッチプロセス)
4.フロー合成技術を用いたナパブカシンのプロセス開発
5.まとめ


■ 特集2 タンパク質立体構造に基づく創薬と人工知能技術の活用 

『標的タンパク質の構造情報を活用したインシリコ創薬分子設計の展望』

筑波大学

1.はじめに
2.AlphaFold2による標的タンパク質構造情報の拡充
 2.1 AlphaFold2
 2.2 AlphaFold2構造に基づくSBDD
3.分子シミュレーション技術の進展
 3.1 タンパク質−化合物複合体予測
 3.2 分子動力学計算の創薬応用
4.化合物構造生成AI技術との融合
5.今後の展望

 

『AlphaFoldによる高精度なタンパク質立体構造予測と創薬への活用』

東京工業大学

1.はじめに
2.タンパク質構造予測コンペティションCASPとAlphaFoldのアプローチ
3.AlphaFoldの予測構造
4.AlphaFoldと創薬分子設計
 4.1 ペプチド分子設計への応用
 4.2 低分子スクリーニングへの応用
5.おわりに
 

『クライオ電顕解析による創薬研究を迅速化するEG-gridTMの開発』

大阪大学

1.はじめに
2.Cryo-EMにおける技術革新
3.Cryo-EMを用いた単粒子構造解析のメリットと問題点 
4.Cryo-EMのサンプル調製(氷包埋法)における問題と対策(従来法) 
5.グラフェンの化学修飾によるタンパク質固定化技術の開発
6.タンパク質固定化グリッド(EG-gridTM)のメリット
7.EG-gridTMを用いた実際例(標準蛋白質の構造解析例)  
8.EG-gridTMを用いた創薬研究(SARS-CoV-2を標的とした創薬研究)

 

『タンパク質ーリガンド結合予測と創薬への活用』

長浜バイオ大学 ほか

1.はじめに
2.リガンド結合部位の予測
 2.1 従来のリガンド結合部位の予測法
 2.2 機械学習を用いたリガンド結合部位予測
 2.3 グラフニューラルネットワークを用いたリガンド結合部位予測
3.ドラッグと標的タンパク質の相互作用予測
 3.1 機械学習を用いたドラッグと標的タンパク質の相互作用予測
 3.2 分子構造に依存しないドラッグと標的タンパク質の相互作用予測

 

『人工知能による量子ドッキング・シミュレーションの開発と医薬分子設計への応用』

日本たばこ産業(株)

1.はじめに
2.AIによる量子ドッキング・シミュレーション  
3.量子シミュレーションの概要
4.AIと量子シミュレーションの融合:Atom-Centered Symmetry Function (ACSF)
5. AQDnetによる電子構造・状態空間(量子場)の創発
6.AQDnetの性能と他の解析法との違い


■ トピックス記事

『E&L試験の概要と海外動向』

SGSジャパン(株)

1.はじめに
2.E&L試験における海外の規制等について 
3.米国薬局方:USP
 3.1 USP661. 1及び661. 2
 3.2 USP1663とUSP1664
4.その他AETの考え方

『Risk based approachに基づくGCP監査』

(株)エスアールディ

1.はじめに
2.ICH-GCPとQuality
 2.1 ICH E6 (R2)とQMS
 2.2 GCPの改正と関連通知
3.Risk Based Approachに基づくGCP監査
 3.1 リスクに基づく取り組み
 3.2 リスクに基づく監査計画の立案
 3.3 治験のシステムに対する監査
 3.4 監査対象施設と症例の抽出

『リアルワールドデータの特徴, 使用目的に応じた選択,利用方法』

リアルワールドデータ(株)

1.はじめに
2.利用可能なデータベースの種類,特徴及び適した利用目的
 2.1 保険者由来のレセプトデータ
 2.2 医療機関由来のDPCデータ
 2.3 医療機関由来の電子カルテデータ

 

『バイオ医薬品を細胞内に効率よく導入可能な変幻自在ポリマー』

熊本大学

1.はじめに
2.ゲノム編集分子の細胞内送達キャリアとしての変幻自在ポリマー
 2.1 第一世代(1G)の変幻自在ポリマー
 2.2 第二世代(2G)の変幻自在ポリマー
 2.3 第三世代(3G)の変幻自在ポリマー
 2.4 第四世代(4G)の変幻自在ポリマー
 2.5 第五世代(5G)の変幻自在ポリマー
 2.6 ユニバーサルキャリアとして 5G の有用性評価
 2.7 構造最適化による第六世代(6G)の変幻自在ポリマーの構築